暖房器具ランニングコストや特徴について考えてみた

電気代、石油代がすごい高額になってきてる。

とくに去年の冬は各家庭例年にない金額だったのではないか?

色々なサイトでエアコンやストーブのランニングコストを見ていると各メーカーどうも都合の良いことしか書いていない。

比較の能力する機器の能力が違ったりできちんと比較されていないと思うので計算してみた。

※比較は同等暖房能力で計算

■エアコン

夏、室温を下げるためにはエアコン1択となりますが、冬は色々な選択肢がある中、この機器を使用している人も多いのではないだろうか?大抵はもともと一般家庭に備わっているものである事、可燃物を燃料としていない分安全性が高いという理由かと思う。室内、室外の温度の組み合わせはたくさんあるのでここでは室内温度20℃、外気温を7℃時、2℃時の2パターンで算出してみました。

・試算条件

 COP 3.4  7℃  COP 2.33 2℃(ダイキン製Z36)

 27円/kWh

 0.6kg-CO2/Wh

・1000kcal当たりの消費電力、金額(CO2排出量)

 (7℃)1000/860/3.4=0.342kW→9.2円(0.205kg)

 (2℃)1000/860/2.33=0.499kW→13.5円(0.299kg)

 

■電気ヒーター

部屋全体をこれで暖める人はいないかと思いますが、もしそうした場合を想定し算出しました。

・試算条件

 27円/kWh

 0.6kg-CO2/Wh

・1000kcal当たりの電気消費量を算出してみました。

 1000/860=1.16kW→¥31.3(0.696kg)

 

■石油(灯油)ヒーター

石油ファンヒーターや石油ヒーターなど。

・試算条件

 低位発熱量:8250kcal/L

 ※ファンヒーターはファンの動力が実際かかるが小さいため無視し算出

 ¥2000/18L

 2.49kg-CO2/L

・1000kcal当たりの燃料消費量、金額(CO2排出量)

 1000/8250=0.1212L→¥13.5(0.302kg)

 

■都市ガス

ガスファンヒーター(都市ガス)

・試算条件

 9700kcal/m3

 ¥150/m3(CO2排出量)

 2.08kg-CO2/m3

試算条件1000kcal当たりのガス消費量、金額(CO2排出量)

 1000/9700=0.103m3→¥15.5(0.214kg)

 

■プロパンガス

ガスファンヒーター(プロパンガス)

・試算条件

 21800kcal/m3

 ¥500/m3

 6.22kg-CO2/m3

・1000kcal当たりのガス消費量、金額(CO2排出量)

 1000/21800=0.0459m3→¥23.0(0.285kg)

 

■薪

・試算条件

 4000kcal/kg

 ¥100/kg

 ※熱効率70%

 1.833kg-CO2/kg

・1000kcal当たりの薪消費量、金額(CO2排出量)

 1000/4000/0.7=0.357kg→¥35.7(0.654kg)